エレベーター、という装置のイメージ。それは仕切られた閉鎖的な空間を上下する“移動手段”の一つであり、階数表示を眺めながら到着を待つ乗り物であったと思います。
横浜エレベータが挑戦したのは、“エレベーターらしからぬエレベーター”でした。通常あるはずのガイドレールを廃し、油圧ジャッキで持ち上げるという発想の転換によって、この「昇降路なし」「ガイドレールなし」というエレベーターは実現しました。過去に例のない、まさに日本初の技術です。
耐震性をはじめ日本の厳しい建築規制をクリアしながら、洗練された美しさで建物の存在感を一層際立てるエレベーター。世界的な業界誌のコンテストで第1位を受賞したそのエレベーターを、ここでぜひ体感してください。